最終更新日時 2004.7.18
常用環境ではFSB75MHzでの運用にとどめている我がRa20ですが、その限界はいったいどのあたりにあるのだろう?ということで実験を行ってみました。
<写真1>
まずはクリスタルがなければ話になりません。
今回は前回購入のものに加えて、20/21.75/22MHzのクリスタルを購入してきました。
<写真2、3>
高FSB環境では、IDE/USBは動作しないことが判っていますので、今回は実験用にSCSIカードを用意します。
FUJI氏のページに、PCIカードのOC耐性がまとめられていますので、参考にしました。
やはりOC向きのカードは、SYMBIOSチップ採用のSC-UPCIシリーズのようです。
今回は実験用ということで、とりあえず安価(¥300)なSC-UPCIを使用することにしました。
また、SCSIのHDDも用意しなければいけません。
これも実験用なので、中古で十分ということでST-318203LWを用意しました。


<写真5>
挿し替えて起動確認していくだけですが・・・
今回の実験では用意した全てのクリスタルでWindows2000が起動し、動作しました。
ただし、21.75MHz以上のクリスタルに変更すると内蔵LANが正常に動作しません。
21.75MHz・・・ネットワークエラーが時折発生
22.00MHz・・・ネットワーク認識せず
ということで、今回の実験ではFSB93MHzまでが安定動作範囲という結論になりました。

今回の実験に際して、UIDE-133とUSBカードはもちろん取り外しています。
UIDE-133はSCSIにて代用できるので良いのですが、USBが使えなくなるのは私の利用法ではちょっと厳しいかもしれません。
とはいえ、高FSBでの動作には期待をしていなかった128MBのSIMMとCHANPON-ZERO2がFSB100MHzで動くのを確認しただけでも十分な収穫になりました。
今後20〜21.75の間のクリスタルが手に入ったら、再度試してみたいと思います。
ちなみに、後日メモリの限界はどこだろうと思い24MHzのクリスタルを入れてみたところ、あっさりと「SIMM SETTING ERROR」と表示されました。
#FSB110以上だし、あたりまえですけどね。(^^)