最終更新日時 2004.7.20
CHANPON-ZERO2の増設によって、AGP+PCI2スロットの拡張性を加えたRa20ですが、正直、固定に難があることは否めませんでした。
ユニット全体は無理やり押し込んだので安定していますが、ブラケットの固定状況が不安定な(というより共締めが効いていない)状態で、VGAケーブルの抜き差しのたびにグラグラしています。
このままでは何かの拍子にAGPカードが外れてしまいそうで不安です。
まりも氏やN.Y氏のサイトでは、他の筐体から切り出したオリジナル金具の事例紹介がありますが、私には金属加工を行えるような器具も経験もありません。
発売当時、玄人志向からはPK98-CZ3OPTKITという金具が出ていたようで、これがあればしっかり固定できそうですが、これこそレアアイテムでオークションすらまず見かけません。
#しかもたまに見かけても、とても入手したくなる値段ではありません。
どうしようかと思案していたところ、N.Y氏がPK98-CZ3OPTKITを参考にオリジナル金具を製作なさって、それをひとまず限定ながら配布してくださるとの記事を発見しました。
それまでROMに過ぎなかった私でも、頒布依頼のメールを送ったところ快く受け付けて頂けました。
感謝の意をこめて、ここでレポートさせていただきたいと思います。
<写真1>
本家のN.Y氏のサイトでも写真紹介されていますが到着した金具はこんな感じです。
CHANPON-ZERO2用金具なので、その名称はPK98-CZ2OPTKIT(^^
かなりしっかりした作りで、これなら安定した固定ができそうです。
電源ケーブルの延長コードも併せてお願いしたので一番外側のPCIにZERO2を挿すことも可能です。

<写真2>
PK98-CZ2OPTKITの特徴は、その裏に3.5HDDを取り付けられるビス穴が開いていることです。
今のところHDD増設の予定はないのですが、GeForceFXが結構熱を持つカードなので、ここに吸出し式のHDDクーラーを取り付けることにしました。

<写真3、4>
OPTKITの側面にZERO2の拡張基板を取り付けます。
次に、AGPカードとUSB2.0カードを取り付けます。
私が使用しているGFX5700Uではブラケット面にD-subとDVI端子が出ているため、コネクタがやや引っかかりましたが、無事に装着できました。
2段目のガイドレールに沿ってユニット全体をC-BUS籠に入れます。
このとき、C-BUSライザに干渉しますがこれはどうにもできないことですので、ライザを外すか切ってしまいましょう。
私のC-BUSライザは前回切ってしまっているので問題なく収まりました。
OPTKITの最下部と最下段のC-BUSカードの間には隙間ができますので、ここからHDDクーラーの排気が出て行くように補助板を取り付けました。


<写真5>
取り付け後はこのようになります。
カードもユニットもちゃんとビス留めされているので、今までのような不安定さは全くありません。
また専用金具ということで、見た目も違和感なくばっちり収まっています。
このような素晴らしいオプションキットを製作していただいたN.Y氏に感謝の辞を述べさせていただきたいと思います。

もちろん、CHANPON-ZERO3用のOPTKITもお作りになっています。
現在、第2回の募集〜配布が完了した状態です。
が、N.Y氏も多忙で時間がなかなか取れないとの事ですから3回目があるかどうかは不明です。
なお、当サイトのリンク集からジャンプできます。