Ra20アップグレード(AGP編)

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最終更新日時 2004.7.18

AGPカードを増設しよう

会社でバリバリと作業をこなしてくれているRa20ですが、やはりGAの弱さが気になってしょうがありません。
大体、Excelのスクロールで波打っているようではビジネス機としてもパワー不足です。
とはいえ、今後自宅で使う際にUSBを外せるかという話になるとちょっと悩みます。
やはり、本気でCHANPON-ZEROを入手せねば・・・との結論に達しました。
#物欲に負けただけではないかとの声も大いにアリ

とはいえ、現在このボードは非常に入手困難です。
某オークションサイトでたまに見かけますが、いつもプレミア価格・・・
悩みに悩んで2、3回スルーしましたが、とうとう定価より高いCHANPON-ZERO2を落札してしまいました。

到着!

<写真1>
CHANPON-ZEROはメイン基板とスロット基板を40Pinフラットケーブルで繋ぐ構成になっています。
要はIDE機器用と同じですね。

添付のものでは設置時に長さが足りなくなることが容易に想像できたので、品質のことも考えてATA133対応のケーブルを代用品に用意しました。

CHANPON-ZERO2

 

動作確認!

<写真2、3>
まずは、筐体を開いたまま動作確認します。
接続自体は特別悩むものでもないので、問題ありませんが、かといって挿してそのまま動くものではありません。
#PC-98のPnP-BIOSがブリッジ以降の機器を正しく設定できないのが原因だそうです。

実際に動作させるには、まりも氏作のCHACHAというソフトが必要です。
付属のCHASETUPで動作設定を行いますが、質問形式なので特に悩むことはありません。
#ここで質問される内容が理解できない場合は、ちゃんと利用できないと思いますので、理解できるまで勉強するか素直にあきらめてください。

設定したらDOSを起動して、CHANPON-ZEROがブリッジとして表示されるか確認します。
ここでも、まりも氏の作であるPCILISTというプログラムを利用します。

なお、まりも氏のサイトには当サイトのリンク集からジャンプできます。

挿したところ
PCILISTでの認識状況

 

増設!

<写真4>
今回増設するAPGカードは「どうせ買うなら」と意味も無く廃スペックに走ったGeForceFX5700Ultraです。
これと先日増設したUSBカードをセットで利用します。

Windowsが起動するとCHANPON-ZEROが「ブリッジ」として認識され、AGP/USBもそのまま認識します。

GeForceの設定は以前に行ったことと同じですので特別説明はしませんが、AGPのカードを挿す前にVIDEOカードのBIOSを書換える必要があります。
詳しい説明がNoggy氏のサイトにありますので目を通しておくことをお勧めします。

なお、Noggy氏のサイトには当サイトのリンク集からジャンプできます。

デバイスマネージャ

 

設置!

<写真5、6>
ということで、接続/認識完了なのですが、今回はまだまだ続きます。
なぜかというと、このままでは筐体がしまらないからです。

CHANPON-ZERO2を固定して、カードコネクタを出せそうな空間というと、C-BUSスロットしかありませんから、ここに入れることにします。
さてさて、固定方法はどうしましょう・・・と思ってパーツショップを眺めていたら、こんな金具を見つけました。
もともとは5インチベイにコネクタを引き出すためのもののようです。

C-BUSの横幅はたしか5インチベイサイズという記憶のもと、早速購入して取り付け開始です。
と、第一の問題・・・
片面に固定ビスの穴が1つしかない!
そう、この金具は左右から1つづつブラケットを固定する作りだったのです。
増設カードは左右からさせないので、とりあえず僅かに被る部分で共締めということに・・・

金具の写真
共締めの状況

 

第二の問題発生!

<写真7>
とりあえず固定した金具とカード類をC-BUS部に突っ込・・・めません。
AGPがC-BUSライザーと当たってゐる
これはどるこむの過去ログでも見ていたのですがすっかり忘れてました。
抜くか切るかしばらく悩んだ挙句、切ることに決断。
音源のみ残してずばっとやってしまいました。

切ったC-BUSライザ

 

第三の問題発生!

<写真8>
これでようやく、と思ったら・・・
あのぅ、幅がほんの一寸足りませんが・・・
C-BUSのガイドレールを片方外してみると今度は隙間が開いてうまく固定できません。
ややキレ気味に無理やりC-BUSスロットに押し込み、増設完了!
#見てくれはこんな感じです。
でもなんだか補助版が横に膨らんでる気が・・・

最後に、電源コードを増設FDD固定用の穴経由で接続し、垂れ下がっているVGAの支えにします。
ひとまずはこの状態で我慢しましょう。

後ろから見たとこ

 

追記

この状態でも意外と安定して使えていたのですが、Web巡回中に逸品を発見しました。
RvII26のITF改造ページを運営なさっているN.Y氏が、PK98-CZ3OPTKITを参考にオリジナル金具を製作なさったのです。
しかもそれをひとまず限定ながら配布していただけるとの事。

もちろん、到着したその日に差し替えたことは言うまでもありません。
まずはN.Y氏のサイトですばらしい出来栄えをご覧になってください。
なお、当サイトのリンク集からジャンプできます。